終身(一生涯)保障の医療保険では、保険料を支払う期間を選べます。保険料も一生払い続けるか、ある年齢までに支払いを終えてしまうか。

一生涯を保障してくれる終身型の医療保険には、保障と並行して保険料を一生払うタイプと、すべての保険料を決められた期間(○○歳まで、□□年間など)に払い込むタイプに分かれます。
前者は終身払込、後者は短期払込とか有期払込と呼ばれます。

どちらが有利で、どちらか゜不利かを、一概に決めつけることはできません。それぞれに長所・短所があります。

どちらが、自分の希望に合っているかが、選ぶときの決め手になります。

それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。

払込方法 メリット デメリット
終身払込
  • 1回あたりの保険料の金額は安くなる。
  • 途中で解約しても、損はしない。
  • 高齢になっても保険料を払い続ける。
  • 長生きすると、それだけ保険料の総額は大きくなる。
短期払込
  • 高齢になると、保険料を払わず、保障を受けられる。
  • 1回あたりの保険料の金額は高くなる。
  • 途中で解約すると、損になる。

以下で、具体例を示しながら、ご説明します。


短期払込と終身払込の保険料。1回あたりは終身払込が安いけれど、長生きすればするほど、保険料の総額では短期払込の方がおトク。

結論から言うと、保険料に関して、短期払込(有期払込)と終身払込のどちらがトクかを、一概に言うことはできません。
それぞれの優劣をまとめると、以下のようになります。

  • 月々の保険料が安いのは終身払込
  • 老後に保険料を支払わなくてよいのは短期払込
  • 支払う保険料の合計は、何歳まで生きるかによる。

何歳まで保険料を支払い続けるかによる、保険料の合計額を試算したのが下の表です。
オリックス生命の『新キュア』、40歳男性、入院給付金10,000円終身保障での試算です。

60歳まで払い 終身払い
月々の保険料 7,502 4,262
60歳までの総合計 1,800,480 1,022,880
70歳までの総合計 1,800,480 1,534,320
75.2歳までの総合計 1,800,480 1,800,269
80歳までの総合計 1,800,480 2,045,760
90歳までの総合計 1,800,480 2,557,200

ご覧のように、75歳と数ヶ月の時点(表の赤字)で、「終身払い」の支払い総合計が、「60歳まで払い」に追いつきます。

2014年の日本人男性の平均寿命は80.5歳なので、平均寿命まで生きたとすると、「60歳まで払い」の方が、約25万円ほどおトクです。
それなりに大きな差です。

払い込む保険料の総額という点で、短期払込(有期払込)の方が、いささか有利ではあります。


見積もりをして、月々の保険料が予算より高くなってしまったとき。保険料の払込方法を工夫することで、解決できるかも。

理想的な保障内容にすると、月々の保険料が予算より大きくなって、悩むことはありがちです。もとかしたら、保険料の払込方法を工夫することで、解決できるかもしれません。

40歳男性が、オリックス生命の医療保険『新キュア』で、入院給付金10,000円終身保障、60歳までの短期払込の条件で見積もりをすると、保険料は月々7,502円になります。

7,502円が予算オーバーだったので、できるだけ保険料を下げることにしました。商品を変更しないとすると、次の対処法が考えられます。

  • 保障内容を薄くして、保険料を下げる。
  • 保険料の払込方法を、終身払込に変更する。

この2つの対処法を、実際に試算してみましょう。

保障内容を薄くして、保険料を下げる

保障内容を薄くする方法としては

  • 入院給付金を下げる。
  • それ以外の給付金の金額を下げる。
  • 特約を外す。

などが考えられます。
今回の試算は、最低限のシンプルな保障でおこないました。よって、選択できるのは、入院給付金を10,000円から5,000円に減らすこと。

入院給付金10,000円の、月々の保険料 7,502
入院給付金5,000円の、月々の保険料 3,832

保険料は、半分近くまで下がりました。効果は大きいです。

ただし、当初入院給付金を10,000円を希望していたのに、5,000円に下げるのは、大きな妥協です。
そこで・・・

保険料の払込方法を、終身払込に変更する

今度は、保険料払込方法を、60歳まで払込⇒終身払込に変更します。

入院給付金10,000円60歳まで払込の、月々の保険料 7,502
入院給付金10,000円終身払込の、月々の保険料 4,262
入院給付金5,000円終身払込の、月々の保険料 2,187

入院給付金10,000円、終身払込の4,262円でも、かなりの値下げです。ただし、一生涯払うことに抵抗があるかもしれません。

そこで、入院給付金を5,000円に下げて、終身払込にすると、2,187円まで下がります。
とにかく安くしたければ、これがもっとも効果的です。

終身払込で加入して、70歳で減額

入院給付金の金額には余裕を持たせたいけど、老後の保険料負担をできるだけ軽くしたい、ということなら、次のような方法もあります。

70歳まで入院給付金10,000円で継続して、70歳を過ぎたところで5,000円に減額します(保険会社によりますが、5,000円より高くすることも、低くすることも可能です)。
そうすることによって、保険料も下げることができます。

70歳で入院給付金を下げることには、合理的な理由があります。
高齢になるほど、入院する可能性は高くなるし、入院1回あたりの在院期間も長くなりがちです。
しかし、高額療養費制度のおかげで、入院1日あたりの自己負担額は、70歳以降グッと安くなります。

よって、入院給付金を6,000~7,000円に下げても、以前より手薄になるわけではないし、5,000円まで下げても、かなり心強いです。


専門家に相談しながら、主要な医療保険の見積もりを実際に比較できるのは、保険ショップです。

医療保険にいったん加入したら、数十年にわたって継続する可能性があります。それだけに選択を誤ったら損害は大きくなります。納得して選んでいただきたいです。

医療保険を検討するときは、家計や公的制度や税金や医療などの知識が必要になります。専門家を使って疑問を解消しながら、おもな商品の見積もりを比較して、もっとも自分に合ったものを選びたいです。

また、保険を販売する人たち(保険会社のセールス、金融機関の窓口、保険ショップ、FP、保険代理店・・・)は、こちらの希望をはっきり表明しないと、販売手数料の高い商品を勧めてきます。
勧められるがままに加入するのではなく、見積もりを比較して、ご自分にとってベストな商品を選んでください。

保険ショップをお勧めするのは、取り扱える商品数の多さゆえ

全国チェーンの保険ショップをお勧めする理由は、単純明快です。

お勧めできるすべての医療保険を、一つの店舗で取り扱っています。お近くの店舗に行けば、お勧めの医療保険の見積もりを、一気に比較できます。

保険ショップと一口に言っても、チェーンによって、取り扱うことのできる保険会社数は異なります。
でも、このサイトでお勧めしている医療保険を、すべてのチェーンが取り扱っています。
ということは、予約して訪問すれば、見積書を一通り入手できます。保険ショップ以外では、こうはいきません。

お近くの全国チェーンの保険ショップをご存知でしょうか。
下をクリック(タップ)すると、主な全国チェーンの保険ショップを検索し、予約の申し込みもできます。約30秒でできます。もちろん無料です。

 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。