チューリッヒ生命は、2つの医療保険を販売しています。目的に合わせて、検討対象を決めてください。

チューリッヒ生命には、2つの医療保険があります。

【終身医療保険プレミアムDX】
男女共通の医療保険です。チューリッヒ生命の医療保険のベースとなる商品です。
終身医療保険プレミアムDX Lady
女性専用の医療保険です。『終身医療保険プレミアムDX』に女性特定疾病入院特約を追加した商品です。

『終身医療保険プレミアムDX Lady』については、『終身医療保険プレミアムDX Lady』も、ご参照ください。

以下このページでは、『終身医療保険プレミアムDX』について、説明を進めます。


チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』の特徴を、ポイントを絞ってまとめました。

チューリッヒ生命の医療保険『終身医療保険プレミアムDX』の特徴は、以下の通りです。

提案性の強い医療保険

チューリッヒ生命は、日本では大きなシェアを獲得しているわけではありません。その分、大胆というか、他社とは一味違う提案性の強い商品を提供しています。

そんな『終身医療保険プレミアムDX』の提案の一つが、1入院あたりの保障日数にメリハリを付けることです。

他社の医療保険では、1入院あたり60日までまたは120日までの保障、というのが主流です。

これに対し、チューリッヒ生命のおすすめプランでは、30日までの設定です。日数を短くすると、保険料は若干安くなります。

そして、30日までの保障では不足しそうな2つのタイプの病気については、特約で保障期間を延長します(特約なので、付けなくてもOK)。

他社のほとんどは、ストレス性疾病(統合失調症やうつ病など)に対応していません。チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、これらの病気でも保障期間を延長します。
30日型のプランではあっても、全体としては他社より手厚くなっています。

ストレス性疾病への対応

入院の長期化という点では、七大生活習慣病より、統合失調症、気分障害(うつ病など)、認知症などの方が、よっぽど心配です。

厚生労働省『患者調査』(平成26年)から、いくつかの病気の平均入院日数を抜粋します。

病名 平均入院日数
がん 19.9日
心疾患 20.3日
脳血管疾患 89.5日
認知症 376.5日
統合失調症等 546.1日
気分[感情]障害 113.4日

表の病気うち上の3つは三大成人病です(七大生活習慣病にも含まれます)。比べると、統合失調症、気分障害(うつ病など)、認知症などの深刻さがお分かりいただけると思います。

実は、ほとんどの医療保険は、これらの病気への対応を放棄しています。医療保険では手に負えない病気になっています。統合失調症、気分障害(うつ病など)、認知症などは、まれな病気ではないので、心配です。

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』は、こうした病気の一部(認知症やアルツハイマー病などは含まない)をストレス性疾病と呼んでいます。特約を付けると、365日まで入院保障を延長できます。

もっとも、365日までの入院保障でも不安が残ります。特に統合失調症とか。そこが気になる方のために、ストレス性疾病保障付就業不能保障特約という特約も用意されています。

保険料の設定は割安

できるだけシンプルな保障内容で、他社と保険料を比べました。比較したのは、国内シェア上位の(国内でよく売れている)アフラックとメットライフ生命の医療保険です。
入院給付金日額5,000円の、女性の月払い保険料です。

なお、チューリッヒ生命のお勧めプランは、30日型+特約で一部の病気を延長する、というものですが、ここでは他社と条件をそろえて、1入院あたり60日までのプラン(特約なし)で見積もりました。

30歳 40歳 50歳
チューリッヒ生命(60日型) 1,455 1,665 2,230
アフラック 1,560 1,875 2,675
メットライフ生命 1,525 1,850 2,490

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』の保険料の設定は、他の2社より安くなっています。

特約は中身の濃いラインナップ

保障をより厚くする特約は、7タイプ用意されています。各社の医療保険の中では、特約の数は標準的です。

  • 先進医療特約
  • 7大疾病延長入院特約
  • 3大疾病診断給付金特約
  • ストレス性疾病保障付就業不能保障特約
  • 退院後通院特約
  • ストレス性疾病延長入院特約
  • 3大疾病保険料払込免除特約

すでに上でご説明したとおり、ストレス性疾病に対応している点が、他社と比べたときの大きな特徴です。

なお、ストレス性疾病保障付就業不能保障特約は、ストレス性疾病のための特約のようなネーミングです。しかし、よく調べると、ストレス性疾病だけが対象ではありません。

この特約を付けると、ストレス性疾病の他に、がん、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全などにより仕事に就けなくなったときに、年金を受け取ることができます。
治療費だけでなく、治療中の生活費までカバーできる特約です。

特約の数は、特に多くはありません。しかし、中身の濃さでは他社に勝る、充実のラインナップです。


チューリッヒ生命は、世界的な保険グループの日本支店です。日本国内のシェアは小さいものの、健全経営のようです。

チューリッヒ生命は、世界的な保険グループ、チューリッヒ・インシュアランス・グループの日本支店です。
日本の法人を作らず、支店で営業するという方式は、医療保険最大手のアフラックも採用しています。

日本国内の事業規模はまだまだ小さい

チューリッヒというと、自動車保険の広告をよく目にします。それに比べると、生命保険や医療保険の方は地味で、日本国内のシェアはまだまだ小さいです。

2014年度の個人保険の日本での新契約高(売上高)を調べました。上で保険料を比較した、2つの外資系保険会社と比べてみましょう。

会社名 新契約高(売上高)
チューリッヒ生命 1,598億
アフラック 7,106億
メットライフ生命 29,252億

ソルベンシー・マージン比率と格付け

チューリッヒ生命のソルベンシー・マージン比率と格付けは、以下のようになっています。

ソルベンシー・マージン比率・・・1,709.7%(2015年3月)
格付け・・・AA-(S&P)、Aa3(ムーディーズ)

ソルベンシー・マージン比率は、同業他社と比べて、かなり高いです。格付けも、安心できる水準にあります。


チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』と比較していただきたい医療保険です。

チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』の特徴は、基本部分の保険料設定の割安感と、ストレス性疾病や就業不能時の生活費まで配慮された充実の特約です。

これらの点から、比較していただきたい他社商品をご案内します。

アフラック『ちゃんと応える医療保険EVER』

もっとも売れている医療保険です。医療保険の保障内容としては、業界標準と言えます。ただし、5日未満の短期入院に手厚くなっている点は、特徴的です。

『終身医療保険プレミアムDX』とカブるのが、三大疾病無制限型長期入院特約です。三大疾病による入院は日数無制限で、それ以外の入院は365日まで保障してくれます。
ストレス性疾病は三大疾病以外の病気ですから、チューリッヒ生命と同じく365日までの入院保障を受けることができます。

アフラックの特約は、ストレス性疾病以外でも365日保障ですから、『終身医療保険プレミアムDX』より手厚いです。ただし、アフラックには、就業不能時の生活費の保障はありません。

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』

東京海上日動あんしん生命も、チューリッヒ生命と同じく、提案性の高い商品を手がける会社です。
医療保険『メディカルKit NEO』は、特約の選び方によって、別の保険に様変わりしてしまうような、設計の自由度の高い商品です。

この医療保険には、5疾病就業不能特約が用意されています。がん、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全などにより仕事に就けなくなったときに、一時金を受け取ることができます。

ストレス性疾病には対応していないので、保障の範囲ではチューリッヒ生命の方が勝っています。
ただし、このタイプの特約は、保険料が高くなりやすいです。5つの病気に絞っている『メディカルKit NEO』を好ましく感じる人もいるでしょう。

FWD富士生命『さいふにやさしい医療保険』

基本部分の保険料の安さも、チューリッヒ生命『終身医療保険プレミアムDX』の特徴です。シンプルなプランで、保険料を少しでも安くする、という加入のやり方もありえます。

そのときにライバルになりそうなのが、FWD富士生命『さいふにやさしい医療保険』です。
ギリギリまで保障をスリムにして、1円でも安くするということなら、FWD富士生命の方が有利です。

ただし、できるだけスリムな保障にしつつも、特約を1〜2個付けるということなら、いい勝負になりそうです。
というか、FWD富士生命『さいふにやさしい医療保険』は、特約の種類の少ないところが弱点です。


専門家に相談しながら、主要な医療保険の見積もりを実際に比較できるのは、保険ショップです。

医療保険にいったん加入したら、数十年にわたって継続する可能性があります。それだけに選択を誤ったら損害は大きくなります。納得して選んでいただきたいです。

医療保険を検討するときは、家計や公的制度や税金や医療などの知識が必要になります。専門家を使って疑問を解消しながら、おもな商品の見積もりを比較して、もっとも自分に合ったものを選びたいです。

また、保険を販売する人たち(保険会社のセールス、金融機関の窓口、保険ショップ、FP、保険代理店・・・)は、こちらの希望をはっきり表明しないと、販売手数料の高い商品を勧めてきます。
勧められるがままに加入するのではなく、見積もりを比較して、ご自分にとってベストな商品を選んでください。

保険ショップをお勧めするのは、取り扱える商品数の多さゆえ

全国チェーンの保険ショップをお勧めする理由は、単純明快です。

お勧めできるすべての医療保険を、一つの店舗で取り扱っています。お近くの店舗に行けば、お勧めの医療保険の見積もりを、一気に比較できます。

保険ショップと一口に言っても、チェーンによって、取り扱うことのできる保険会社数は異なります。
でも、このサイトでお勧めしている医療保険を、すべてのチェーンが取り扱っています。
ということは、予約して訪問すれば、見積書を一通り入手できます。保険ショップ以外では、こうはいきません。

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 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。