ソニー生命は、2つの医療保険を販売しています。保険料の安さなら、低解約返戻金特則付総合医療保険です。

ソニー生命は、以下の2つの医療保険を販売しています。

  • 総合医療保険
  • 低解約返戻金特則付総合医療保険

名称の違いから分かるように、両者の最大の違いは、解約返戻金(解約したときに、戻ってくるお金)の高低です。

低解約返戻金特則付総合医療保険は、解約返戻金を無くすか、低く抑えることにより、保険料を安くしています。

医療保障での違いはないけれど、それ以外で細かく違う

医療保障の面での違いはありません。よって、医療保険をずっと続けるつもりなら、低解約返戻金特則付総合医療保険の方が、おトクです。

両方の医療保険の同じ点・違う点を下表にまとめました。

項目 相違点
入院給付金 保障内容は同じ。
手術給付金 保障内容は同じ。
死亡給付金 総合医療保険は、解約返戻金か50万円の、多い方の金額になる。
低解約返戻金特則付は、死亡給付金を無くして、保険料を安くできる。
特約 特約のメニューは同じ。ただし、低解約返戻金特則付の方は、特約もすべて低解約返戻金型。
解約返戻金 低解約返戻金特則付は、保険料払込期間中は無しで、その後は50万円。
契約者貸付 総合医療保険は可能。低解約返戻金特則付は不可。

保険料は、低解約返戻金特則付の方が、かなり安い

保険料がどのくらい違うか、具体例をあげます。

35歳男性が、終身保障、入院給付金日額5,000円、60歳までの保険料払込という条件で、2つの医療保険に加入したときの、保険料を比較しました。

総合医療保険 月々の保険料 5,610円
60歳での
保険料累計
1,683,000円
60歳での
解約返戻金
1,288,940円
低解約返戻金特則付 月々の保険料 4,015円
60歳での
保険料累計
1,204,500円
60歳での
解約返戻金
500,000円

同じ医療保障なのに、払い込む保険料の累計は、低解約返戻金特則付総合医療保険の方が、約48万円も安くなります。

ただし、仮に60歳で解約するとしたら、解約返戻金は、総合医療保険の方が約79万円も多くなります。よって、実質的に負担した保険料では、総合医療保険の方が安くなります。

こう聞くと、迷うかもしれません。しかし、解約返戻金は、解約するつもりがなければ、意識する必要はありません。

割安な保険料で、一生涯の医療保険を確保するなら、迷わず低解約返戻金特則付総合医療保険です。

ソニー生命『低解約返戻金特則付総合医療保険』の特徴を、ポイントを絞ってまとめました。

ソニー生命の医療保険『低解約返戻金特則付総合医療保険』の特徴は、以下の通りです。

長期入院重視の保障内容

保険の中でも、医療保険への消費者の関心は高く、多機能な商品が増えています。

そんな中で、5日以内の短期入院を切り捨てて、そのかわりに1年を超えるような超長期入院にも備えられる、ソニー生命の医療保険は、独自の存在感を放っています。

現在販売されている医療保険のすべてに、1入院あたりの保障限度日数が設けられています。60日までか120日までというのが主流です。

その日数で、日本人の入院の90%以上をカバーできますが、もれてしまう病気がいくつかあります。

厚生労働省『患者調査』(平成26年)から、入院期間が120日を超える病気を抜き出しました。
ただし、入院患者数が全国で1,000人以上の病気に限っています。

傷病名 入院患者数 平均在院日数
感染症等 1,500人 722.6日
認知症 29,800人 376.5日
統合失調症等 165,800人 546.1日
知的障害 6,900人 422.6日
パーキンソン病 18,800人 143.1日
アルツハイマー病 47,000人 266.3日
脳性麻痺等 12,600人 350.6日

これらの病気は、たいていの医療保険にとって手に負えない病気です。
しかし、ソニー生命『低解約返戻金特則付総合医療保険』には、以下の4通りの選択肢があります。

  • 60日まで
  • 120日まで
  • 360日まで
  • 730日まで

最長の730日までにすれば、上の表の病気を、一通りカバーできます。ここが、この医療保険の最大の強みです。

5日未満の短期入院を切り捨てて、保険料を安価に

医療技術の発展に伴い、入院期間は年々短縮しています。
そうした流れを受けて、短期間の入院を手厚く保障する商品が増えています。

ところが、ソニー生命は、そうした流れに逆行しています。5日未満の入院は、保障の対象外になっています。
そして、その分保険料を安くしています。

厚生労働省『患者調査』(平成26年)によると、入院期間別の患者数の割合は、グラフのようになります。
5日以内の入院が、なんと40%を占めています。

入院期間別の患者数の割合はのグラフ

確かに割合は高いですが、短期間の入院は、お金がかかりにくいです。預貯金で費用をまかなえる可能性は高くなります。

心配なのは、預貯金では費用をまかなえそうにない、長期間の入院です。
そういう考え方を立てば、短期入院を切り捨てて、保険料を下げることには、筋が通っています。

死亡給付金が主契約に組み込まれている

主契約の中に、死亡給付金50万円(死亡したら50万円が出る)が組み込まれています。

他社の医療保険を見渡しても、主契約に死亡給付金を組み込んでいる例は珍しいです。

ただ、保険金額は50万円と低額なので、中途半端な印象です。遺族の生活費どころか、お葬式代にも足りない金額です。

幸い、死亡給付金0倍特則を付加すると、死亡給付金を無くすことができます。
ただし、この特則を付加するのに制限があります(終身保障にするときは、保険料の払い込みも終身払込のみ)。

カタカナ生保・損保系生保としては標準的な保険料

できるだけシンプルな保障内容で、他社と保険料を比べました。比較したのは、売上No.1のアフラック、有力な外資系生保メットライフ生命です。
入院給付金日額5,000円、死亡給付金あり、35歳男女の月払い保険料です(終身払込)。

保険会社 男性 女性
ソニー生命 3,535 3,525
アフラック 4,003 4,074
メットライフ生命 3,463 3,106

アフラックがもっとも高くなりました。
アフラックは、5日未満の短期入院の入院給付金が手厚くなっています(5日未満の入院でも5日分の給付金が出る)。その分、保険料が高くなるのはしかたがないかもしれません。

メットライフ生命は、死亡給付金の最低が100万円なので、ソニー生命の倍額です。それでも、ソニー生命より保険料は安くなりました。

ソニー生命『低解約返戻金特則付総合医療保険』は、保険料が特に安い医療保険とは、言えないようです。

ソニー生命の医療保険を選ぶなら、超長期入院への対応力の高さが、ポイントになりそうです。

特約は一通りのものがそろっている

保障をより厚くする特約は、10タイプ用意されています。各社の医療保険の中では、平均的な数と内容です。

  • 低解約返戻金特則付成人医療特約
  • 低解約返戻金特則付特定疾病診断給付金特約
  • 低解約返戻金特則付退院給付金特約
  • 保険料払込免除特約
  • 先進医療特約
  • 低解約返戻金特則付女性医療特約
  • 低解約返戻金特則付入院初期給付特約
  • 低解約返戻金特則付通院医療特約
  • 抗がん剤治療特約
  • 入院時手術給付特約

「成人医療特約」は、悪性新生物(がん)・糖尿病・心疾患・高血圧性疾患・脳血管疾患による入院・手術の保障を手厚くします。

「特定疾病診断給付金特約」は、三大疾病で所定の状態になったときに、一時金が出ます。


ソニー生命は、個人向け生命保険の売上高では、業界3位の実績です。

ソニー生命は、1979年に設立されました。カタカナ生保の中では、歴史と実績がある保険会社です。

同社のライフプランナー(営業社員)の営業力には定評があります。強い販売力で、年々売上を伸ばしています。
個人向けの生命保険の売上高は、連続して業界3位を占めています。

各社の平成27年度決算をもとに、個人保険新契約高のランキングをまとめました。上位15社です。

順位 会社名 個人保険
新契約高
(億円)
1位 日本生命 94,010
2位 かんぽ生命 71,684
3位 ソニー生命 48,710
4位 プルデンシャル生命 43,679
5位 大同生命 34,905
6位 ジブラルタ生命 33,790
7位 メットライフ生命 32,600
8位 東京海上日動あんしん生命 30,379
9位 三井住友海上あいおい生命 23,988
10位 第一生命 22,543
11位 明治安田生命 22,432
12位 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 22,403
13位 住友生命 20,129
14位 太陽生命 19,306
15位 アクサ生命 17,205

このように、単年度の売上では、第一生命、明治安田生命、住友生命といった伝統的な大手生保の、2倍以上になっています。勢いがあります。

ソルベンシー・マージン比率と格付け

ソニー生命のソルベンシー・マージン比率と格付けは、以下のようになっています。

ソルベンシー・マージン比率・・・2,722.8%(2016年3月)
格付け・・・A1(ムーディーズ)、A+(S&P)、AA(R&I )、AA(JCR)

ソルベンシー・マージン比率は、十分に高いレベルです。格付けも、安心できる水準にあります。


ソニー生命『低解約返戻金特則付総合医療保険』と比較していただきたい医療保険です。

ソニー生命『低解約返戻金特則付総合医療保険』をご検討中の方、すでに加入している方に、比較していただきたい医療保険をご案内します。

この医療保険の最大の特長は、超長期入院に強いところです。最長で、1入院730日までの保障を受けることができます。
この最長のプランを選ぶ場合、ライバルはいません。ソニー生命一択になります。

ただし、730日の次に長い、360日までのプランであれば、いくつか競合する商品があります。

アフラック『ちゃんと応える医療保険EVER』

もっとも売れている医療保険です。医療保険の保障内容としては、業界標準と言えます。
5日未満の短期入院に手厚くなっている点は、アフラックの方が有利です。 そのかわりに、保険料も少し高くなっています。

「三大疾病無制限型長期入院特約」を付けると、三大疾病による入院は日数無制限で、その他の入院は365日を限度に、入院保障を受けることができます

特約は8個あります。ソニー生命より少ないですが、だいだいのことはできそうです。

アフラックは外資系ですが、日本国内の第三分野の保険(医療保険、がん保険、傷害保険)の売り上げは長らく首位を走っています。日本国内にしっかりと根付いた名門企業です。

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』

東京海上日動あんしん生命『メディカルKit NEO』は、現時点でもっとも厚い保障と設計の自由度を目指した医療保険です。

1入院あたりの保障日数は、最長で360日までを指定できます。

短期入院を手厚くする特約も用意されています。しかも、10日未満の入院を手厚く保障します(一律10日分の入院給付金)。
同じく短期保障を手厚くしている他社商品と比べても、強力な保障内容です。

特約の数は多くて、しかも一つ一つに厚みがあります。
重大疾病のときに一時金が出る特約にしても、ソニー生命を含む他社は三大疾病を対象にしていますが、『メディカルKit NEO』は6つの疾病に枠を広げています。
また、他社ではあまり見ない、治療中の生活費をカバーする特約も用意されています。

もっとも、保障に厚みがあれば、それだけ保険料は高くなりがちです。
主契約と特約を組み合わせたときに、どちらがオトクに感じられるかは、実際に見積もりを比較して、ご判断ください。


専門家に相談しながら、主要な医療保険の見積もりを実際に比較できるのは、保険ショップです。

医療保険にいったん加入したら、数十年にわたって継続する可能性があります。それだけに選択を誤ったら損害は大きくなります。納得して選んでいただきたいです。

医療保険を検討するときは、家計や公的制度や税金や医療などの知識が必要になります。専門家を使って疑問を解消しながら、おもな商品の見積もりを比較して、もっとも自分に合ったものを選びたいです。

また、保険を販売する人たち(保険会社のセールス、金融機関の窓口、保険ショップ、FP、保険代理店・・・)は、こちらの希望をはっきり表明しないと、販売手数料の高い商品を勧めてきます。
勧められるがままに加入するのではなく、見積もりを比較して、ご自分にとってベストな商品を選んでください。

保険ショップをお勧めするのは、取り扱える商品数の多さゆえ

全国チェーンの保険ショップをお勧めする理由は、単純明快です。

お勧めできるすべての医療保険を、一つの店舗で取り扱っています。お近くの店舗に行けば、お勧めの医療保険の見積もりを、一気に比較できます。

保険ショップと一口に言っても、チェーンによって、取り扱うことのできる保険会社数は異なります。
でも、このサイトでお勧めしている医療保険を、すべてのチェーンが取り扱っています。
ということは、予約して訪問すれば、見積書を一通り入手できます。保険ショップ以外では、こうはいきません。

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 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。