『リリーフ・ダブル』は、医療保険と終身の死亡保険が組み合わさった、セット商品です。

オリックス生命『リリーフ・ダブル』は、医療保険と終身の死亡保険が一体となった、セット商品です。

ちなみに、オリックス生命は、単品で、医療保険も終身保険も販売しています。しかし、『リリーフ・ダブル』は、その2つを、組み合わせただけの商品ではありません。

『リリーフ・ダブル』の仕組み

基本的な仕組みを図にすると、下のようになります。

オリックス生命『リリーフ・ダブル』の仕組み

図にあるのが、この商品に加入すると、必ず付いてくる保障です。
希望すれば、さらに先進医療特約を付加することができます。特約はこれだけです。

手術給付金と死亡給付金の金額が、入院給付金の金額と連動しているのが特徴です。

保障の中身は、同社の単体商品とは異なる

オリックス生命には、医療保険『新CURE(キュア)』と終身保険『RISE(ライズ)』という人気商品があります。

『リリーフ・ダブル』は、この2つの保険商品を、単純に合体させた保険ではありません。
どう違うのか、具体的に見ていきます。

医療保険『新CURE(キュア)』との違い

『リリーフ・ダブル』の医療保障の部分と、同社の医療保険『新CURE(キュア)』との違いは、以下の通りです。

新キュア リリーフ・ダブル
保障される入院日数 三大疾病は日数無制限、七大生活習慣病は120日。その他は60日。 七大生活習慣病は120日。その他は60日。
入院給付金日額 5,000円または10,000円。 3,000円、5,000円、10,000円。
手術給付金 入院中の手術は入院給付金の20倍、外来手術は5倍。 入院給付金の20倍。
任意で付加できる特約
  • 先進医療特約
  • 重度三疾病一時金特約
  • がん一時金特約
  • がん通院特約
先進医療特約

『新CURE(キュア)』は、他社の医療保険と比べると、シンプルな仕組みです。
その『新CURE(キュア)』と比べても、『リリーフ・ダブル』の方が、明らかにシンプルです。

そして、『リリーフ・ダブル』では、入院給付金日額3,000円の設定が可能になっており、それだけ保険料を下げる余地が大きいです。

終身保険『RISE(ライズ)』との違い

『リリーフ・ダブル』の死亡保障の部分と、同社の終身保険『RISE(ライズ)』との違いは、以下の通りです。

ライズ リリーフ・ダブル
死亡保険金 200~5,000万円の範囲で指定できる。 入院給付金の500倍。最大500万円
解約返戻金 ある。保険料払込期間後は、増えて戻る(例外あり)。 保険料払込期間中はない。期間経過後は、入院給付金の20倍が戻る。
特約
  • リビング・ニーズ特約
  • 介護前払特約
死亡保障関連は無し

『リリーフ・ダブル』は、死亡保険金が入院給付金日額に連動しています。そのため、それぞれの世帯の状況に合った保障を準備することはできません。

ちなみに、『リリーフ・ダブル』で、入院給付金日額を10,000円にすると、死亡保険金は自動的に500万円になります。このくらいあれば、葬式代や死後の整理資金をまかなえそうです。
しかし、入院給付金日額を最低の3,000円にすると、死亡保険金は150万円です。無いよりマシですが、中途半端な金額です。

また、終身保険『RISE(ライズ)』のような貯蓄性は、『リリーフ・ダブル』には期待できません。

『リリーフ・ダブル』の保障は、現在の保険の常識から言うと、やり過ぎくらいに割り切っています。

『リリーフ・ダブル』のようなセット商品には、生命保険ならではのメリット、デメリットがあります。

セット商品は、1回の買い物で必要なものがそろうので便利です。また、セット販売による割引があると、うれしいです。
生命保険のセット商品にもこれらのことは当てはまります。

といっても、オリックス生命『リリーフ・ダブル』に、セット販売による割引はありません。
上で説明したように、機能を絞り込むことで、割安感を実現しています。医療保険と死亡保険に別々に加入するより、保険料を安くできます。

『リリーフ・ダブル』の保険料は割安

『リリーフ・ダブル』に加入するときと、同社の単品の保険(『新CURE(キュア)』+『RISE(ライズ)』)に加入するときとで、保険料を比較します。

もちろん、給付金額・保険金額を同じにします。次のような条件設定で見積もります。

  • 入院給付金日額10,000円
  • 死亡保険金額500万円
  • 保障、保険料の払込とも終身。
  • 35歳男性が加入する。

見積もりの結果は下表のようになりした。

リリーフ・ダブル 月々9,740円
新キュア+ライズ 月々11,110円

上で説明したように、細かな点での充実度に差があるので、『リリーフ・ダブル』の方が保障はやや薄いです。

とは言え、給付金額・保険金額を基準にすると、『リリーフ・ダブル』の方が割安です。

『リリーフ・ダブル』は、大幅に安くできる

次に、保障内容を気にしないで、できる限り保険料を安くしました。その結果が下表です。

リリーフ・ダブル 月々2,922円
  • 入院給付金日額3,000円
  • 死亡保険金150万円
新キュア+ライズ 月々4,966円
  • 入院給付金日額5,000円
  • 死亡保険金200万円

『リリーフ・ダブル』の方が、月に2,000円近く安くなりました。この差は大きいです。

入院給付金、死亡保険金とも、『リリーフ・ダブル』の方が低いので、安くなるのは当然です。
というか、給付金額と保険金額を思いっきり下げられるところが、『リリーフ・ダブル』の最大の特長です。

保障は薄くていいから、できるだけ安く、一通りの保険に加入したい、というニーズに『リリーフ・ダブル』はピッタリ。

セット商品としての『リリーフ・ダブル』のデメリット

医療保険や終身保険は、何十年と続ける可能性があります。年月が経過する中で、保険に求めるニーズは、だんだん変化します。

たとえば、死亡保障はいらないけれど医療保障は残したいとか、がんの医療保障をもっと手厚くしたい、というような。

もし、医療保険と終身保険に別々に加入していたら、こうしたニーズの変化に柔軟に対処できます。
しかし、セット商品は、往々にして、こういうときに、柔軟性がありません。

『リリーフ・ダブル』の約款(保険契約の詳しい説明書)を見ると、加入後の契約内容に変更について、いろいろな制約があります。たとえば・・・

  • 死亡保険だけを外すことはできない。すべて解約になる。
  • 七大生活習慣病の入院保障を外すことはできない。すべて解約になる。
  • 入院給付金は、加入後に保障を薄くできるが、死亡保険はできない。
  • 入院給付金を減額するときは、一般の入院も七大生活習慣病による入院も、同じ割合で減る。

というような制約が設けられています。
数年後、十数年後、保障を見直したくなったときに、こういう細かなルールが、何かと邪魔になります。

結局、思うようにならなくて、解約することになるかもしれません。解約しても、この商品の場合、もどってくる金額は微々たるものです。


『リリーフ・ダブル』と、比較していただきたい医療保険を、ご案内します。

オリックス生命『リリーフ・ダブル』のように、医療保険と終身保険が一体となった商品は少数です。

ただし、医療保険の中には、死亡保険を特約として用意している商品がいくつかあります。これらが、直接のライバルになります。

アフラック『ちゃんと応える医療保険EVER』

アフラック『ちゃんと応える医療保険EVER』には、終身特約があります。
これが、終身の死亡保障になります。

『リリーフ・ダブル』との違いは、死亡保険金を50~2,000万円の範囲で、自由に設定できる点です。プランの幅が広いです。

医療保障については、『ちゃんと応える医療保険EVER』の方が『リリーフ・ダブル』より、かなり充実しています。

入院給付金日額10,000円、死亡保険金500万円の保障で、35歳男性の保険料を比べました。

リリーフ・ダブル 月々9,740円
ちゃんと応える医療保険EVER 月々11,444円

保障の手厚さの差が、保険料の差に表れたようです。

メットライフ生命『フレキシィS』

メットライフ生命『フレキシィS』には、死亡・高度障害特約があります。
これが、終身の死亡保障に当たります。

『リリーフ・ダブル』との違いは、死亡保険金が100万円か200万円の2択になっている点です。『リリーフ・ダブル』だと入院給付金日額5,000円のとき、死亡保険金は250万円なので、近くなります。

医療保障については、『フレキシィS』の方が『リリーフ・ダブル』より、かなり充実しています。特約も豊富です。

入院給付金日額5,000円の、35歳男性の保険料を比べました。死亡保険金は、『リリーフ・ダブル』が250万円、『フレキシィS』が200万円としています。

リリーフ・ダブル 月々4,982円
フレキシィS 月々5,516円

死亡保険金は、『リリーフ・ダブル』の方が50万円高いです。ただし、『フレキシィS』は七大生活習慣病による入院を、日数無制限で保障してくれます(『リリーフ・ダブル』は120日まで)。

保険料は、『リリーフ・ダブル』の方が少し安くなりました。

医療保険と死亡保険の2つを、とにかく安く確保する

『リリーフ・ダブル』は、保障内容は思いっきり薄く、プラン設計の自由度は最低レベルです。

そのかわり、気休めくらいでいいから、とにかく安い保険料で、医療保険と死亡保険を確保したい、というニーズには合っています。

ここまで割り切った商品は珍しいので、保険料を安くすることにかけては、けっこう強力です。

とは言え、薄い保障しかないときに、病気になったり、亡くなってしまうと、不足する費用は別で手当てしなければなりません。

そうしたことも頭に置いて、判断してください。


専門家に相談しながら、主要な医療保険の見積もりを実際に比較できるのは、保険ショップです。

医療保険にしろ、終身保険にしろ、いったん加入したら、数十年にわたって継続する可能性があります。それだけに選択を誤ったら損害は大きくなります。納得して選んでいただきたいです。

保険を検討するときは、家計や税金や医療などの知識が必要になります。専門家を使って疑問を解消しながら、おもな商品の見積もりを比較して、もっとも自分に合ったものを選びたいです。

ただし、保険を販売する人たち(保険会社のセールス、金融機関の窓口、保険ショップ、FP、保険代理店・・・)は、販売手数料の高い商品を勧めがちです。
だからこそ、ベストな商品を選ぶために、実際の見積もりを比較して、最終決断したいです。

保険ショップをお勧めするのは、取り扱える商品数の多さゆえ

全国チェーンの保険ショップをお勧めする理由は、単純明快です。

お勧めできるすべての医療保険を、一つの店舗で取り扱っています。お近くの店舗に行けば、お勧めの医療保険の見積もりを、一気に比較できます。

保険ショップと一口に言っても、チェーンによって、取り扱うことのできる保険会社数は異なります。
でも、このサイトでお勧めしている医療保険を、すべてのチェーンが取り扱っています。
ということは、予約して訪問すれば、見積書を一通り入手できます。保険ショップ以外では、こうはいきません。

お近くの全国チェーンの保険ショップをご存知でしょうか。
下をクリック(タップ)すると、主な全国チェーンの保険ショップを検索し、予約の申し込みもできます。約30秒でできます。もちろん無料です。

 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。