『ネオdeいりょう 健康プロモート』は、持病など健康に不安がある人のための医療保険です。

健康なうちは、保険の必要性を感じなかったかもしれません。 それが、健康に不安を覚えるようになって、保険のことが気になり始める、ということがあります。

検討に先立って、いろいろ心配になると思います。

  • 自分の健康状態で保険に加入できるのか?
  • 加入できるとして、保険料はいくらぐらいになるのか?
  • 保障にいろいろ制限があるのではないか?

などなど心配になってしまうかもしれません。

多くの保険会社が、引受基準緩和型医療保険を販売

そんな人たちのために、多くの保険会社が、引受基準緩和型医療保険を販売しています。

持病や既往症(今は治っているが、以前重い病気にかかった)がある人向けに、加入の基準が緩和された医療保険です。

ただし、一般の医療保険より、保険料は高めになっています。保険会社にとっては、給付金を支払う危険性が高くなるので、保険料を高くするのは仕方がありません。

気がかりなのは、わたしたちにメリットがあるのか?ということです。

第一生命グループ、ネオファースト生命の引受基準緩和型医療保険

ネオファースト生命は、国内大手生保、第一生命の系列会社です。
と言っても、第一生命のように従業員(セールスレディ等)が販売するのではなく、銀行・保険ショップなどを通じて販売されています。

同社の設立は1999年ですが、ネオファースト生命の社名で活動を始めたのは2014年。ある意味、できたての会社です。
それだけに、第一生命という大きなバックがあっても、売り上げの規模は微々たるものです。

しかし、医療系の商品を中心に、急速に品ぞろえを充実させ、かつ他社とは一味違う商品を発売しています。

そんな同社の引受基準緩和型医療保険が、『ネオdeいりょう 健康プロモート』です。

この商品は頼りにできる医療保険なのか?
申込条件、保障内容、保険料を、以下でチェックしていきます。


『ネオdeいりょう 健康プロモート』には、誰でも入れるわけではありません。申込できる条件は、他社より厳しいです。

『ネオdeいりょう 健康プロモート』は、加入を認める条件を緩和していますが、無条件にしているわけではありません。

というか、加入の条件はわりと細かく指定されています。

『ネオdeいりょう 健康プロモート』に申し込める条件

『ネオdeいりょう 健康プロモート』に申し込める条件は以下です。加入できる条件ではなく、申込できる条件です。

最近3か月以内に、医師により、入院・手術を勧められたことがない

すでに入院や手術を終えているときは、この条件ではなく、下の条件に当てはまります。

2年以内に、入院したり、手術を受けていない

原因となる病気・ケガが何であっても、入院するか、手術を受けていたら、この条件に当てはまります。

病気・ケガの範囲が限定されないので、他社より厳しい条件です。

5年以内に、次の病気で入院したり、手術を受けていない

  • がん(上皮内がんを除く)
  • 肝疾患
  • 精神疾患
  • 腎疾患

指定されているのは、この4つの病気の分類だけ、とシンプルです。
しかし、この4つに当てはまる病気は、すべて条件に当てはまります。指定されている病気の数が少ない、ということではありません。

というように、他社と比べて、病気の範囲が広いか狭いかは、一概には言えません。

抗がん剤治療特約とがん診断特約を付加するときの追加条件

抗がん剤治療特約とがん診断特約を付加するときは、条件がさらに一つ追加されます。

  • 過去5年以内に、上皮内新生物で、入院したり、手術を受けていない。

という条件です。


以上4つの条件をひっくるめると

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の申込条件は、他社の同じタイプと比べて厳しいです。

保障内容は、一般向けの医療保険と同等で、充実!

各社の医療保険を調べると、たいてい、引受基準緩和型は、一般的な医療保険より制限が多くて、保障は薄くなります。

そんな中で、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の保障は、一般的な医療保険にかなり近いです。

加入から1年間でも、給付金は満額もらえる

たいていの引受基準緩和型医療保険は、加入してから1年以内は、すべての給付金の金額が、半分に減らされます。
この制限が『ネオdeいりょう 健康プロモート』にはありません。

加入1年目から、給付金を満額受け取ることができます。

特約の数や内容は、他社より充実

しかし、それ以外の点では、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の保障は、一般向け医療保険とほとんど見劣りしません。

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の保障内容を、同社の一般向けの商品『ネオdeいりょう』と比較しました。

下線が、保障の違うところです。

入院給付金額
ネオdeいりょう 5,000円または10,000円
健康プロモート 上と同じ。
保険料の割引
ネオdeいりょう 健康保険料率(喫煙有無+BMI値)
健康プロモート 健康割引特則(加入後の利用実績による割引)
特約の数
ネオdeいりょう 10個
健康プロモート 9個

『ネオdeいりょう』も『ネオdeいりょう 健康プロモート』も、主契約は入院給付金だけで、その他の保障はすべて特約になっています。

付加できる特約の数は、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の方が1つ少ないだけで、引受基準緩和型としては充実の品ぞろえです。
その一つは、女性疾病入院特約です。この特約が無くても、大きな弱点にはなりません。詳しくは女性専用の保険や特約は、必須ではないで説明しています。

また、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の保険料割引制度は、『ネオdeいりょう』の割引制度とは異なっていますが、そもそも引受基準緩和型なのに保険料割引制度があることの方が、目を引きます。

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の保障は、一般向け商品とそん色がなく、他社より充実しています。

保険料は、一般向けの医療保険より高くなります。ただし、健康割引が適用になれば、他社よりはるかに安くできます。

引受基準緩和型の医療保険は、確実に保険料が高くなります。『ネオdeいりょう 健康プロモート』の場合は、どの程度高くなるのでしょう。

ネオファースト生命の、一般的な医療保険との保険料比較

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の保険料を、同社の一般タイプの医療保険『ネオdeいりょう』と比べました。

入院給付金5,000円、1入院あたり60日まで、手術保障特約付加での、女性の月々の保険料です。
( )の数字は、割引適用後(『ネオdeいりょう』は非喫煙割引、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の健康割引)の金額です。

ネオdeいりょう 健康プロモート
40歳 2,202円
(1,530円)
3,705円
(2,405円)
50歳 3,055円
(2,057円)
4,365円
(2,967円)
60歳 4,345円
(2,875円)
5,267円
(3,705円)

当然のことながら、持病や既往症のある人を対象とする『ネオdeいりょう 健康プロモート』の方が、保険料は高額です。

ところで、『ネオdeいりょう 健康プロモート』健康割引を受けるには、加入から5年間で、入院給付金の受け取りを、5日未満に抑えなければなりません。
ということは、( )の金額になるのは、加入から5年経過以降、になります。

他社の引受緩和型医療保険との、保険料比較

続いて、他社の引受緩和型医療保険と、保険料を比較します。

入院給付金日額10,000円、保険料は月払いの終身払込で、女性が加入するとします。『ネオdeいりょう 健康プロモート』には、手術保障特約のみ付加しています。

比較するのは、アフラック『ちゃんと応える医療保険やさしいEVER』とオリックス生命『新キュア・サポート』です。それぞれ、できるだけシンプルな保障内容で見積もりました。

加入年齢 アフラック オリックス生命 健康プロモート
40歳 6,910 5,926 6,505
(4,120)
50歳 7,960 7,216 7,690
(5,122)
60歳 9,880 9,176 9,362
(6,470)

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の標準の保険料は、アフラックよりは安いものの、オリックス生命よりは高くなっています。
ということは、引受基準緩和型としては、平均的な価格設定と考えられます。

一方、健康割引適用後の保険料なら、他社より圧倒的に安くなります

『ネオdeいりょう 健康プロモート』は、持病・既往症はあるけれど、健康状態に自信がある人にお勧めです。

ただし、健康割引の適用を受けためは、よほどのことがない限り、加入後5年間は、医療保険を使わないつもりでいましょう。


『ネオdeいりょう 健康プロモート』と比較していただきたい医療保険をご案内します。

改めて、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の長所・短所を整理すると、次のようになります。

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の長所・短所

あらためて、『ネオdeいりょう 健康プロモート』の強み・弱みを整理します。

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の弱みは

申込条件が他社よりやや厳しいです。言い換えると、加入のためのハードルが高め、ということです。
このことは、引受基準緩和型としては、弱点です。

しかし、それはしかたがないかもしれません。というのも、

『ネオdeいりょう 健康プロモート』の強みは

加入から1年間の給付金削減がない上に、付加できる特約の品ぞろえでも、他社に勝っています。

さらに、他社にはまれな保険料割引制度(健康割引特則)があります。
加入してから5年間、医療保険を使わなければ、それ以降の保険料は、引受基準緩和型としては飛び抜けて安くなります。

実際のところ、5年間医療保険を使わないで過ごせるかは、やってみないと分かりませんが・・・

こうした点を踏まえて、比較していただきたい競合商品を、いくつかご案内します。

朝日生命『スマイルメディカルワイド』

朝日生命が、保険代理店、保険ショップ、金融機関向けに供給している医療保険『スマイルメディカル』シリーズの、引受基準緩和型です。

もちろん、保険料は、カタカナ生保・損保系生保と比べても、がんばった価格設定になっています。 『スマイルメディカルワイド』は、保障内容の組み方によっては、業界トップクラスの安さになります。

この商品の保険料以外の魅力は、他社に比べて、加入を引き受けるための基準が緩やかであること。既往症や治療歴については、過去2年分のみの告知でOKです。

たとえば、5年前にがんの手術を受けていたとしても、その後問題が無ければ、申込できます(すんなり加入できるとは限りませんが・・・)。

オリックス生命『新CURE Support(キュア・サポート)』

オリックス生命の人気の医療保険『新CURE』の引受基準緩和型です。

『新CURE』は、三大疾病を含む七大生活習慣病で入院したときに、保障日数を延長する機能が、標準で組み込まれています。
これに対して、『新CURE Support(キュア・サポート)』では、この機能を付けるかを、加入者が選択できます。

保険料が高くなりやすい引受基準緩和型医療保険には、実用的な仕組みです。
この機能を付加しないと、保険料はそこそこ安くなります。

メットライフ生命『フレキシィ ゴールドS』

メットライフ生命の医療保険『フレキシィS』の、引受基準緩和型です。

2017年7月に商品名を改め、競争力の高い商品になりました。特に注目したいのは、以下の点です。

  • 申込の健康基準が緩和され、入りやすくなった(入院歴や手術歴は、過去1年以内)。
  • 加入から1年以内でも、給付金を満額もらえる(50%の削減が無い)。

加入後1年間の給付金削減がないのは、『ネオdeいりょう 健康プロモート』と同じです。

『フレキシィS』には、保険料割引制度はありませんが、申込条件のハードルは低くて、加入しやすいです。


専門家に相談しながら、主要な医療保険の見積もりを実際に比較できるのは、保険ショップです。

医療保険にいったん加入したら、数十年にわたって継続する可能性があります。それだけに選択を誤ったら損害は大きくなります。納得して選んでいただきたいです。

医療保険を検討するときは、家計や公的制度や税金や医療などの知識が必要になります。専門家を使って疑問を解消しながら、おもな商品の見積もりを比較して、もっとも自分に合ったものを選びたいです。

また、保険を販売する人たち(保険会社のセールス、金融機関の窓口、保険ショップ、FP、保険代理店・・・)は、こちらの希望をはっきり表明しないと、販売手数料の高い商品を勧めてきます。
勧められるがままに加入するのではなく、見積もりを比較して、ご自分にとってベストな商品を選んでください。

保険ショップをお勧めするのは、取り扱える商品数の多さゆえ

全国チェーンの保険ショップをお勧めする理由は、単純明快です。

お勧めできるすべての医療保険を、一つの店舗で取り扱っています。お近くの店舗に行けば、お勧めの医療保険の見積もりを、一気に比較できます。

保険ショップと一口に言っても、チェーンによって、取り扱うことのできる保険会社数は異なります。
でも、このサイトでお勧めしている医療保険を、すべてのチェーンが取り扱っています。
ということは、予約して訪問すれば、見積書を一通り入手できます。保険ショップ以外では、こうはいきません。

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 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。