『Linkx coins(リンククロス コインズ)』は、先進医療と臓器移植に特化した、個性派医療保険です。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命『Linkx coins』は、医療保険としては、個性派です。
目につく特徴は、以下の3つです。

特徴1:
保障は、"先進医療"と"臓器移植"の2つに、絞り込まれている。

『Linkx coins』で保障されるのは、以下の2つの治療費用だけです。

  • 先進医療の技術料と(通算して2,000万円限度)、先進医療一時金(治療1回につき5万円)。
  • 日本国内外での臓器移植の費用(1,000万円を、全加入期間を通して1回限り)。

臓器移植に対応できる医療保険は、知る限りでは、他にありません。臓器移植の保障は『Linkx coins』の強みの一つです。

もっとも、ほとんどの医療保険が対応していないということは、それだけ臓器移植の実施件数が少くて、ニーズが低いということでもあります。

特徴2:
保険料は、年齢、性別に関係なく、月々500円。

一般的な医療保険は、年齢、性別によって、保険料が異なります。
通常は、年齢が高くなるほど、保険料は高くなります。

『Linkx coins』は、商品の仕組みをシンプルにするために、年齢、性別に関係なく一律の保険料に設定しています。

特徴3:
保険期間は1年で、いったん加入すると、年齢の上限なく自動更新される。

加入できるのは20歳~69歳ですが、いったん加入すると、年齢の上限なく自動更新されます(更新の拒否は可能)。もちろん、保険料は500円に固定です。


『Linkx coins(リンククロス コインズ)』の保険料は、保障内容からして、安いと言えるかは微妙です。

月々の保険料が、年齢・性別に関係なく500円と聞くと、とても安く感じられます。

しかし、計算すると、一概に安いとは言えないようです。

先進医療特約と比べると、『Linkx coins』の保険料は高額

臓器移植を保障する医療保険は、現時点で『Linkx coins』以外に見当たりません。だから、『Linkx coins』の保険料が高いか安いかを、他の商品と比べることはできません。

一方、先進医療特約は、ほぼすべての医療保険にあるので、特約単体の保険料を知ることができます。

たとえば、チューリッヒ生命の『終身医療保険プレミアムDX』の、先進医療特約の、各年齢の保険料月額は下表のようになります。

30歳女性 132円
40歳女性 132円
50歳女性 132円
60歳女性 132円
60歳男性 132円

『終身医療保険プレミアムDX』の先進医療特約は、年齢・性別に関係なく132円です。

ちなみに、先進医療の保障に限ると、『終身医療保険プレミアムDX』は、『Linkx coins』よりちょっと厚いです。
先進医療の技術料通算2,000万円限度というのは『Linkx coins』と同じですが、『終身医療保険プレミアムDX』の先進医療一時金は15万円なので、『Linkx coins』より手厚くなっています。

『Linkx coins』の方は、先進医療に加えて、臓器移植も保障されるので、132円より高くなるのは当然です。

とは言え、両者の価格差は3倍以上あります。数百円の差ですが、3倍以上というのは、ひっかかります。

『Linkx coins』の月々500円という金額そのものは安く感じられても、保障内容に対して安いとは限りません。

臓器移植の価値を、どう判断するか

いろいろ検討していくと、『Linkx coins』を選ぶ理由として、臓器移植医療給付金の要否をどう判断するか!?が、ポイントの一つになりそうです。

臓器移植の実施件数は、多いとは言えません。治療を受ける可能性は、数字の上では低いです。

先進医療と臓器移植の、1年あたりの実施件数は、以下の通りです。

先進医療
の実施件数
24,780件
(中央社会保険医療協議会の資料より)
臓器移植
の実施件数
2,250件
(臓器移植ファクトブック2016より)

実施件数が少ないのは、必要性が低いというより、移植できる臓器の確保が難しい、ということもあるようです。実施件数が少ないからと言って、無視はできません。

とは言え、あらゆるリスクに備えることは難しいです。優先度をつけて、対策しなければなりません。
となると、臓器移植の優先度は、どうしても低くなってしまいます。


『Linkx coins(リンククロス コインズ)』が、向いているのは、すでに一般的な入院、手術などへの対策ができている人です。

『Linkx coins』は、健康保険が適用される治療を受けたときは、まったく役に立ちません。つまり、一般的な入院、手術などには、別の方法で対策しなければなりません。

それが出来ていて、もっと手厚く対策したいときに、『Linkx coins』を検討することになります。
そういう意味では、医療保険とかがん保険などより、検討の優先順位は低いです。

同時に医療保険を検討しているなら、臓器移植対策の要否が決め手

ほとんどすべての医療保険で、先進医療の特約が提供されています。中には、主契約の中に組み込まれているものもあります。

そして、これら先進医療の特約の保険料は、500円よりずっと安いです。

よって、先進医療の保障が目当てなら

『Linkx coins』を、検討する必要はありません。医療保険だけで対応できます。

一方、臓器移植が目当てなら

これに対応できる医療保険は、知る限りではありません。
よって、臓器移植重視なら、医療保険とは別に、『Linkx coins』への加入を検討しましょう。

すでに医療保険に加入しているなら、『Linkx coins』を検討する価値あり

以前に医療保険に加入していて、それに先進医療と臓器移植の保障がないなら、『Linkx coins』を検討する価値はあります。

もっとも、医療保険に加入したのがここ数年以内なら

その医療保険に先進医療特約を追加できるかもしれません。追加したら保険料は上がりますが、『Linkx coins』より安くなるかもしれません。

ただし、臓器移植もカバーしたいなら、もとの医療保険はそのままで、『Linkx coins』に新規加入することになりそうです。

『Linkx Coins』と医療保険の使い分け

現在、先進医療特約が無い医療保険ご加入で

これから先進医療の保障を確保するには、2つの選択肢があります。

  • もとの医療保険を解約して、最新の医療保険に新規加入する。
  • もとの保険をそのまま継続して、『Linkx coins』に新規加入する。

どちらが良い方法かは、具体的に見積もりをして、判断することになります。


医療保障のパワーアップをお考えなら、『Linkx coins』より先に、検討していただきたいことがあります。

『Linkx coins』は、現在の医療保障をパワーアップする手段の一つです。

ただし、優先度は、一般的な入院費用、手術費用、三大疾病などより低いです。『Linkx coins』の検討は、これらの備えができた後のこと、になります。

医療保障のパワーアップをお考えなら、『Linkx coins』を検討する前に、現在の保障を点検しましょう。

そのときに、特に意識していただきたい点が、いくつかあります。

チェック1:
三大疾病のような重病の、通院治療の増加に対応できるか。

医療技術の進歩にともなって、七大生活習慣病(がん、脳卒中、心疾患、高血圧症、糖尿病、肝疾患、腎疾患)の治療に、通院で取り組む患者が増えています。
というか、これらの患者の過半数を、通院患者が占めています。

医療保険は、入院保障がメインなので、通院費用への対応は弱いです。
古い商品だと、がんの放射線治療や抗がん剤治療を通院で受けるときに、保険から1円も出ない、という危険があります。

チェック2:
入院給付金日額5,000円の場合、保険以外からの費用捻出が可能か。

入院には、病院に支払う医療費の他に、療養生活費(日用品、通信費、交通費、新聞・書籍代・・・)がかかります。

医療保険の入院給付金日額が5,000円だと、これらをひっくるめてカバーするのは、難しいです。近年は、入院日数の短縮化が進んでいることですし・・・

ただし、70歳以降は、医療費の自己負担が下がるので、5,000円でも、ほぼカバーできるようになります。

チェック3:
給付金・一時金の支払い条件が、昔の厳しい基準のままになっていないか。

たとえば、まとまった金額の一時金が出る特約で、急性心筋梗塞の支払い条件が、「20日以上の入院」となっていることがあます。

厚生労働省『患者調査』(平成26年)によると、急性心筋梗塞の平均入院日数は19.9日で、20日より短くなっています。

医療技術の進歩により、入院の短縮化が進んでいます。古くなって、実用性が低下している保障がないか、チェックしておきたいです。


専門家に相談しながら、医療保険の保障内容をチェックするなら、保険ショップのご利用をお勧めします。

医療保険は、保険の中でも、保障内容の進化が激しいジャンルです。

保険会社の販売戦略に踊らされて、次々と新しい保険に乗り換えることは、お勧めできません。
しかし、時代の変化に取り残されている部分は、できるだけ対応しておきたいです。

ただし、上でいくつか例をあげましたが、チェックポイントは細かな点が多いです。一般の消費者には、荷が重いかもしれません。
そういうときは、保険の専門家を活用したいです。

気軽に相談できる保険の専門家として、全国チェーンの保険ショップをお勧めします。お勧めする理由は、次の通りです。

  • 気軽に相談できるし、保険の見直しが不要なときには、断りやすい。
  • 一つの店舗で、主要な保険会社の商品を、一通り取り扱っている(見積もりできる)。
  • 多くの保険ショップが、訪問相談サービスも、おこなっている。こちらの希望にそう方法で相談できる。

保険を見直すにしろ、見直さないにしろ、決断するときは、実際の見積書を見て判断したいです。

国内の主要な保険会社の見積もりを、一つの店舗でそろえられるのは、全国チェーンの保険ショップだけです。

保険ショップの利用が、もっとも効率的な方法です。

お近くの全国チェーンの保険ショップをご存知でしょうか。
下をクリック(タップ)すると、主な全国チェーンの保険ショップを検索し、予約の申し込みもできます。約30秒でできます。もちろん無料です。

 ご注意

統計データや保険の商品内容については、慎重に扱っていますが、古くなっていたり、誤りがあるかもしれません。保険の専門家に相談した上で、最終的に判断を下してください。